2011年に田辺三菱製薬から発売されたC型肝炎治療薬「テラビック」でこれまでに15人の患者が死亡していたそうです。
2011年11月の発売から2013年9月までの約2年間で1万1135人が服用し、約4分の1の2588人に重い副作用が起きているそうです。
主な副作用は以下のモノが報告されています。
■全身の皮膚炎
■肝不全
テラビックの副作用で亡くなったとされてる患者の15人は肝不全や皮膚炎、腎障害で亡くなっており、薬の服用と因果関係が疑われています。
発売前の臨床試験(治験)中から副作用の危険性が指摘され重い肝硬変や肝臓がん患者は処方の対象から外されていましたが、
死亡例の多くは医師の判断で対象外の患者に投与されていたそうです。
田辺三菱製薬は「適正に処方するよう、医療機関に十分に情報提供していた」としていますが、この情報を軽視したお医者さんがいたんですね。
貴重な医療情報もそれを正しく理解し活用しないと今回のような不幸な結果を招いてしまうので、人の命を扱う医師には責任感をもって医療にあたってもらいたいと思う事件です。
今後、処方対象外の患者にテラビックを処方してしまった医師への責任が問われて行く事でしょう。
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。